猫 威嚇
猫好きさん
猫をお迎えしたのにシャーって怒ってる!

なな
猫も意味があって威嚇しているんです。理解してあげてくださいね

 

猫との楽しい生活を思い描いて、保護猫を家族にお迎えしたのにスリスリどころか「シャー」と威嚇をされて、落ち込む飼い主さんもるのではないでしょうか?

また、慣れたと思ったのに、突然威嚇をされて驚くこともありますよね。

じつは威嚇が長い間つづく場合には、猫からのサインである可能性も。

そこで、猫が威嚇をする理由と、その対処方法について解説をします。

 ももやま なな 

  • 猫飼育歴40年以上
  • 保護猫ボランティアのお手伝い
  • 愛玩動物保健衛生士 取得

 

もも
シャー シャー 私は威嚇(いかく)今でもするよ

 

猫が威嚇する理由

猫が本気で威嚇するのには大きくわけて4つの理由があります。

猫が威嚇する理由
  1. 恐怖を感じて自分を守るため
  2. 敵意を感じた相手を攻撃するため
  3. 体の痛みから自分に近づいて欲しくないため
  4. ストレスを感じたため

 

①恐怖を感じて自分を守るため

これは猫が強い恐怖を感じているのにも関わらず、その場から逃げることができない状況のときに起こります。

自分の身を守るため、威嚇し相手を追い払おうとしているのです。

また、恐怖から攻撃をする場合もあります。

お迎えしてまだ慣れていない猫がが威嚇する理由のほとんどはこのタイプです。

知らない場所、人、ニオイなど恐怖を感じているため、威嚇してしまうのです。

もも
知らない人や場所は、とっても怖いのにゃん

 

②敵意を感じた相手を攻撃するため

外猫の縄張り争いや、新入り猫を見た先住猫など、敵意から相手に攻撃をしかけるときに行う威嚇です。

基本的に、猫が自分から何もしない人に攻撃することは少ないので、猫同士や他の動物に対して行うことが多いでしょう。

私は、ノラ猫のTNR(捕獲して、手術して、元の場所に返す)をするのですが、捕獲された猫は、ほんとに威嚇がすごくて、とても怖いです。猫にとっては不安と恐怖でいっぱいなのでしょうね。

 

③体の痛みから自分に近づいて欲しくないため

体調が悪い、ケガをしているなどで痛みが続いている場合には、弱った自分を守るため威嚇をすることがあります。

普通に生活していたのに、突然身を隠して威嚇し始めた場合は注意が必要です。

いつもと違う様子が見られたら、病院に連れて行くことをおすすめします。

猫の祖先はリビアヤマネコといって砂漠に住んでいました。体調が悪いのがまわりの敵にみつかると命取りです。
その名残で、猫は体調が悪いのを隠し通し、元気になるまでは、身を隠すのです。

④ストレスを感じたため

空腹が続いたり、おもちゃを取られたり、飼い主さんのスキンシップが気に入らない場合などに、威嚇することも。

攻撃が目的ではないので、長く続くことはありません。

愛撫誘発性攻撃行動(あいぶゆうはつせいこうげきこうどう)

機嫌よく撫でられていたのに急に猫が怒り出したり威嚇することをいいます。

その理由としては、撫で方が乱暴だったり時間が長過ぎると『もういいにゃん】といって怒り出します。

 

威嚇の種類と特徴

猫 威嚇

 

保護猫ねね
これ、私が怒っている時の写真ね

 

怖がっている時(防御)

 

【耳】後ろに伏せてイカ耳になる

【目】瞳孔が大きくなる

【からだ】ギュッと縮まり小さくなる

【鳴き声】口を開けて「シャーッ」「フーッ」など

 

怒っているとき(攻撃)

【耳】外向きに反る

【目】瞳孔が細くなる

【からだ】毛を逆立てて自分を大きく見せる

【鳴き声】低音で唸る「ウウゥー」や「ウアーオー」、「シャーッ」など

 

ストレスや痛みを感じているとき

【耳】後ろに伏せてイカ耳、もしくは通常

【目】瞳孔が大きくなる

【からだ】通常からあまり変化しない(多少毛が逆立つ場合もあり)

【鳴き声】短い「シャッ」や「フーッ」など

 

威嚇されたときの対処法

猫 威嚇

猫が威嚇する理由がわかっても、威嚇されると、どう対処していいか分からなくなってしまいますよね。

保護猫の場合は、ほとんどが恐怖から自分を守るための威嚇です。

「知らない人」や「知らない場所」で何をされるのか不安なのは、当然と考えて、優しく接してあげることが大切です。

どのように対処をすればいいか解説しますね。

対処法
  • 目をそらす
  • その場から離れる
  • 落ち着くまでそっとしておく
  • 叱らない

目をそらす

猫が目を見て威嚇してきたときに、目を見ると猫にとっては「ケンカするぞ」の意味に感じられるため、攻撃をしようとします。

そっと視線を外し「ケンカする意思はない」ことを伝えましょう。

 

その場を離れる

威嚇し興奮している猫の近くから離れないと、猫がさらに緊張する場合があります。

猫の興奮が収まるまで、その場を離れましょう。

どうしても近くでお世話の必要がある場合は、猫に注意を向けずに淡々と行うようにします。

 

落ち着くまでそっとしておく

猫が威嚇していると、つい声をかけたり撫でたりしたくなりますが、落ち着くまでは、かまわずにそっとしておきましょう。

興奮や緊張が収まり、環境に慣れていくにしたがって威嚇は減っていきます。

早く猫と仲良くなりたい気持ちをぐっとこらえて、猫が自分からこちらに興味を持つのを待ちましょう。

なな
追われると逃げたくなるのは人も猫も一緒ですね(笑)

 叱らない

威嚇したときにビックリして思わず大きな声で「コラ!」と叱る、または「ダメでしょ!」と叱ることは止めましょう。

猫は大きな声が苦手です。

緊張で興奮している猫が、「ここは怖い場所だ」と認識してしまい慣れるまでの時間が、さらにかかってしまいます。

またこの状況で叱られても、猫はなぜ叱られているのかわかりません。

加えて人の緊張した声や雰囲気を察し、猫の不安も大きくなってしまいます。

引っ掻かれそうになると思わず声が出そうになりますが、できるだけ落ち着いて対応しましょう。

なな
私は、ももに噛まれても、ひたすら我慢をしますよ

 

いつまで続くと危険?

威嚇はどのぐらい続くと危険なのでしょうか。

期間よりも症状がポイントになります。

参考にしてみたくださいね

危険な場合

数日同じ場所から動かない、ご飯を食べる様子がない、歩き方がおかしいなど気になる行動が見られたときは、病院に相談した方がいいでしょう。

ただし、ケガや病気の痛みから威嚇をしている場合も考えられます。

あと威嚇が続き、緊張からご飯を食べない猫もいます。

成猫であれば、2日くらいまでは大丈夫ですが、子猫は1日以上食べないと危険なので、食べやすい液体おやつなどを試してみましょう。

水も飲まずに元気が無いようなら、こちらも病院への相談をおすすめします。

大丈夫な場合

猫の性格によって、威嚇がおさまり慣れるまでの期間は違います。

特に「社会化期」とよばれる「生後2週間から7週間目」までに人間と接していない猫の場合は、人を怖がる傾向があるので、時間がかかることが多くなります。

また、お外にいるとき人間にいたずらや怖いことをされた経験がある場合も警戒心は強くなります。

もちろん猫の性格も関係してきますので、数日で馴れる猫もいれば数か月以上威嚇がつづく猫もいます。

警戒心が強く憶病な猫ほど、信頼関係ができたあとは甘えん坊になることも少なくありませんので、まずは優しく見守っていきましょう。

 

まとめ

 

猫が威嚇してしまう理由と対処方法をご紹介しました。

ほとんどが恐怖による威嚇ですが、病気の場合もあるので注意が必要ですね。

【猫が威嚇する理由】

  1. 恐怖を感じて自分を守るため
  2. 敵意を感じた相手を攻撃するため
  3. 体の痛みから自分に近づいて欲しくないため
  4. ストレスを感じたため

 

 

【こんな時は注意】

  • 威嚇をするだけでなく数日同じ場所から動かない、ご飯を食べる様子がない、歩き方がおかしい
  • 威嚇が続き、緊張からご飯を食べない猫  (子猫なら1日 成猫なら2日以上)

 

威嚇されると、「嫌われているのかも」と落ち込むかもしれませんが、そんなことはありません。

焦らずにお世話を続けていれば、やがて猫の方から興味を持って来てくれます。

 

なな
猫のペースに合わせて、お家に猫がいる生活を楽しんで下さいね!

 

 

 

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