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猫が毛づくろいをしすぎ?
猫は、毛づくろいを暇さえあればしていますよね。
猫の毛づくろいには、体をきれいにしてニオイを消す、体温調節、リラックス効果などがあると言われています。
なんと起きている時間の8%~15%毛づくろいをしていると言われています。
しかし、猫の急に毛づくろいの時間が増え、同じ場所を執拗に舐め続け脱毛したり、皮膚炎をおこすことがあります。
このような行動をするときは、なんらかの原因があることが多いです。
- ストレス
- 皮膚への刺激
猫が毛づくろいし過ぎる理由① ストレス
猫の毛づくろいは、皮膚のマッサージになり興奮を沈めて気持ちを落ち着かせる効果があります。
ストレスを感じると気持ちを落ち着かせるために、毛づくろいの時間が長くなってしまいます。
猫はマイペースだといわれますが、実は繊細で環境の変化にとても弱い動物なのです。
- 新しく猫がきた
- 来客が頻繁に来るようになった
- 引っ越しや家具の配置換えをした
- 近くで工事が始まってうるさい
- 構ってあげる時間が減った
- トイレが汚い
- 子どもが産まれて家族が増えた
ストレスで毛づくろいをしすぎてしまう猫は原因をみつけ減らすことで、ほぼ改善されます。
静かに隠れられる場所を作ってあげる、一緒に遊んであげる、トイレをきれいにするなど対策をしてあげてください。
猫が毛づくろいし過ぎる理由② 皮膚への刺激
猫は体に違和感を感じると舐めるとことで取り除こうという習性があります。
- 虫に刺されて痒い
- アレルギー(食物)
- アレルギー(ハウスダスト)
- ゴミや虫がついている
- 傷みやケガ
①虫に刺されて痒い
猫ノミやダニに咬まれると痒く、違和感があるため痒い場所や周辺を舐め続けることがあります。
悪化するとアレルギーを引き起こしてしまい毛が剥げてしまいます。
猫ノミやダニは外に出さなくても噛まれることがあるので1か月に1回『ノミダニの駆除薬』をつけましょう。
②アレルギー(食物)
キャットフードに含まれる小麦やトウモロコシなどの穀物にアレルギー反応を示す猫がいます。
痒みを伴うため、過剰に毛づくろいをします。
猫が体をしきりに掻く、嘔吐や下痢が続くなどが見られたら、食物アレルギーが疑われますので動物病院に相談しましょう。
猫は肉食なので、キャットフードを選ぶさいに、肉がメインのものを購入するのをおすすめします。
含まれているものの多い順に材料が書かれています。
チキンや生肉などが初めてに書いてあれば〇 トウモロコシや麦と書いてあったらアレルギーのある子に与えるのは注意しましょう。
③アレルギー(ハウスダスト)
ハウスダストが原因で痒みをともない、毛づくろいをしすぎることがあります。
ハウスダストの原因は、家の中のほこりやダニ、カビなどです。
症状としては、痒み(かゆみ)と赤みを伴った「かぶれ」に似た慢性湿疹がみられます。
このような症状が見れた時は部屋の掃除をしっかりして原因を排除しましょう。
④ゴミや虫がついている
ゴミや虫がついていると取るために一生懸命毛づくろいをします。
原因になるものを取ってあげることで解消します。
⑤傷みやケガ
病気などやケガでい痛みがあるときに、痛い場所を舐めることがあります。
よく舐める場所を触ってみて痛がる場合はケガをしている場合があります。
実際に、私が小さいころに飼っていた猫は、急に同じ場所を舐めだして触ると痛がることがありました。
4日ぐらいたった時に、傷口が膿がたまり大きな穴が開き手術をしたことがあります。
まず毛づくろいしすぎのときは、からだの不調を疑いましょう。
からだの不調でなければ、ストレスの可能性が高いです。
ストレスが解消されれば、毛づくろいは落ち着きます。
エリザベスカラーや服などを着用すれば毛づくろいを自体は防げますが逆にストレスになり、根本的な解決にはなりません。
猫が毛づくろいをしすぎるとなりやすい病気
猫が毛づくろいをしすぎるとなりやすい病気があります。
それが『毛球症』です。
毛づくろいで、舐めた毛が、からだの中で絡めあい毛玉になってしまいます。
ほとんどが、吐きだしたり、便と一緒に外に出されば大きな問題にはなりませんが、うまく吐き出せないと胃や腸に毛玉が詰まってしまうことがあります。
内視鏡や開腹手術で取り除く必要があります。
気づかずにほおっておくと、腸閉塞や腸管に穴があき腹膜炎になり死に至ることもあり危険です。
様子がおかしければすぐに動物病院に行きましょう。
まとめ
この記事では、猫が毛づくろいをしすぎる理由と対処法を書いてきました。
- ストレス
- 皮膚への刺激
猫は繊細でストレスをかかえやすい抱えやすい動物です。
毛づくろいをしすぎる理由を探して愛猫が幸せに暮らせるようにしてあげましょう。