
猫が首輪をしているのは、かわいいからだけだとおもっていませんか。
でもそれだけではないのです。
首輪をつけていると、もしかの場面でとても役にたちます。
例えば、災害時に猫ちゃんと離れ離れになった時、ドアの隙間から抜け出して迷子になってしまったとき。
実際に、私は首輪の重要性をとても実感したことがあります。
ももが生後5か月の時に、発情期がきてドアの隙間から逃げ出してしまいました。(ももは実家の猫です)
急いで、愛護センター、警察に保護していないか電話をしました。
『その子は首輪をしていましたか?』最初に聞かれました。
首輪は、飼い主さんと猫ちゃんを繋げる大切なアイテムなのです。
そこで今回は、首輪の必要なわけ、首輪をするメリットとデメリットをご紹介いたします。
また首輪をつける際の注意点を解説しますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
この記事の目次
猫が首輪をつけるワケ
猫は犬と違い、リードを付けて散歩することは一般的ではありません。
ですが犬と同じように多くの飼い猫が首輪をつけているのはなぜでしょうか。
現在ではペットとして、室内飼いされている方がほとんどですが、かつてはネズミ除けや駆除目的で飼われることが多く、自由に室内やお外を歩き回っていました。
そのため、ノラ猫と飼われている猫の区別をするためにも、首輪をすることが多かったのです。
室内飼いが増えた今では、猫を守るために首輪をつけることが多くなっています。
首輪をつけるメリット
迷子になった時の手がかり
お外に出している猫だけではなく、完全室内飼いの猫であっても、ふとした時に逃げ出してしまい、お外で迷子になってしまう場合があります。
万が一迷子になって別の場所で保護された場合に、首輪に迷子札がついていれば飼い主の元に帰ってくる確率はグンと上がります。
また、災害時に何かの事情ではぐれてしまった場合などでも、首輪や迷子札があることで再会できる可能性が高まるのも大きなメリットです。
せっかく保護されていても帰る先がわからなければ、再譲渡される場合や、保健所に持ち込まれる場合もあるので、そうならないためにも、首輪や迷子札をつけておくと安心です。

室内で居場所がわかる
「猫の首に鈴をつける」という言葉がある通り、猫は音を立てずに動くため気づくと姿が見えなくなっていることがよくあります。
鈴などがついている首輪をしていると、クローゼットや普段使わない部屋に閉じ込められてしまっても、すぐに気づくことができます。
飼い猫の目印になる
お外に出している猫や、逃げ出してしまった猫は首輪をしていないと飼い猫なのか、ノラ猫なのか区別がつきません。
そのため迷子の時に保護される可能性が低くなってしまいます。
反対に保健所への通報や、悪意ある人にいたずら虐待される可能性が高くなることが考えられます。
首輪をしていることで飼い猫という目印になるのはメリットと言えます。
猫がよりいっそうかわいくなる
これは、猫にとっては迷惑かもしれませんが、猫に首輪とつけると、よりいっそうかわいくなります。
最近は、かわいい首輪の種類も増えて、素材も柔らかいもの、リボンがついたもの、色もたくさん用意されています。
首輪をつけて、かわいさアップして愛猫の写真をインスタやTwitterに載せて自慢しちゃいましょう。
首輪をつけるデメリット
事故につながる可能性がある
猫は狭いところや、高いところを好むため、首輪が柵や突起物に引っ掛かり、首が締まってしまう事故につながる可能性があります。
そのため、首輪を選ぶときには安全に配慮された商品を選ぶ必要があります。
セーフティバックル付(ある程度の力が加わるとバックルがパチンと外れる)ものがおすすめです。
皮膚病やケガの可能性がある
皮膚が弱い猫の場合は、首輪が当たる部分がこすれて、痛みやかゆみを感じたり、毛が抜けるなど皮膚疾患を発症する場合があります。
また、首輪をはずそうと引っ掻いてケガをしてしまうこともあるので、猫に合った素材や形状を選ぶ必要があります。
人工皮革を使ったものやオーガニックコットンを使ったものおすすめです。
鈴などの音がストレスになる猫もいる
音がすることで、居場所がわかる便利な鈴つきの首輪ですが、猫の聴力は人の3倍で音に敏感なためストレスに感じる場合あります。
もちろん慣れる場合もあります。
また、飼い主さんが鈴の音をストレスに感じる場合もあるため、首輪を選ぶ際には、音へのストレスがあるかを確認した方が良いでしょう。
個人情報が漏れてしまう
猫の迷子札、とても役にたつものですが、飼い主さんの電話番号や名前を記入するので、情報が漏洩する可能性があります。
心配な場合は迷子札に中継サービスの電話番号が記入され、保護した人が連絡して識別コードを伝えると、飼い主に発見の連絡が入るという仕組みのものをありますので利用するとよいでしょう。
首輪使用時に注意すること
首輪を使用する時にはいくつか注意点があります。
首輪はできるだけ早いうちから慣れさせる
成猫になってから首輪をつけると嫌がる場合が多く、慣れるまで時間がかかってしまいます。
子猫から飼うのであれば、生後3か月位から慣れさせておくと良いでしょう。
また子猫の時から首輪をつける場合は、成長に合わせて常に首輪がちょうど良いゆるさになるよう気にかけるようにする必要があります。
目安は猫の首回りプラス5~6cm、人間の指が2本から3本入る程度のゆるさが良いと言われています。
素材や大きさは負担にならないものを
首輪の素材はさまざまありますが、猫によってはかゆみを感じるなど肌に合わない場合もあります。
また重さや幅なども好みがあり、付け心地が悪ければストレスとなってしまうので、実際に付けてみて様子を見ると良いでしょう。
首輪をつけて時間が経っても、動かなかったり、首輪を気にしたりして、いつもと違う行動をする場合などは、気に入っていない可能性があります。
また鈴に関しては、ストレスになるようなら音がしない首輪を選んでみるのもいいかも知れません。
セーフティー機能付きで事故防止
首輪をすることで起きる事故を防止するためにも、首輪にはセーフティー機能がついているものをオススメします。
特に子猫は、予想外のところに入りやすく、首輪をはずそうと無理に足を入れて首や体をしめつけてしまう事故などがおきやすいので、未然に防ぐためにも
「一定の力がかかると外れる」セーフティー機能がついていると安心です。
嫌がる場合は無理せず時間をかける
首輪を嫌がるかどうかは、猫の性格によって大きく違いがでます。
まったく気にしない猫もいれば、首輪をつけようとすると必死に抵抗する猫も。
どうしても嫌がる場合は無理せずに、目の届く時間に数分つけて様子を見守りながら徐々に首輪をつける時間を伸ばしていくなど、時間をかけて慣らしていくと良いでしょう。
人気のカワイイ首輪3選
まとめ
今回は、猫が首輪ことが必要なわけとメリットとデメリットをご紹介しました。
- 迷子になった時の手がかり
- 室内で居場所がわかる
- 飼い猫の目印になる
- よりいっそうかわいくなる
- 事故につながる可能性がある
- 皮膚病やケガの可能性がある
- 鈴などの音がストレスになる猫もいる
- 個人情報が漏洩する可能性がある
室内飼いでも、首輪をしておくことで、災害や万一に備えることができるのは大きなメリットです。
大事な愛猫が迷子になっても、保護された時に連絡が取れれば安心ですよね。
今回紹介した他にも、安全性や素材にこだわった首輪がたくさんありますので、ぜひお気に入りの首輪を探してみて下さいね。