
猫の毛は年中フワフワ抜けては、ソファーやカーペット服などに大量につきます。
特に年に春と秋にくる換毛期(かんもうき)毛の抜け変わり時期は、抜ける量が普段の10倍の猫もいるのだそうです。
でもフワフワな毛は、猫の魅力の1つです。
この記事の目次
猫の毛が舞う原因は?部屋の掃除はどうしたらいい
猫の毛には、比較的太いオーバーコートの毛と、細くて軽いアンダーコートの毛があります。
オーバーコートの毛はハリがあるため、布地や衣服に刺さりこみやすいです。
出典:ファーミネーター
またアンダーコートの毛は柔らかく軽いので、ふわふわと空中を舞い、床に落ちてきます。
加えて猫の毛は犬に比べ脂分が少なく、静電気を帯びているので、家具等の素材によっては、張り付くことが多いのです。
また、年に2回、毛が入れ替わる換毛期には、さらに多くの毛が抜けてしまいます。
fa-paw抜け毛を放置してはいけない理由
猫の毛を放置しておくと、猫や人間の健康にとって良くないことが起こります。
人の場合
空中に猫の毛やフケが舞うことで、猫アレルギーを引き起こす原因のアレルゲンが浮遊しやすくなります。
- くしゃみ、鼻水、鼻づまり
- 皮膚の赤み、かゆみ、腫れ、痛み、じんましんなど
- のどのかゆみや痛み、せき、ゼーゼーする、息苦しい
- 目のかゆみ、充血、腫れ目の症状
また、床にたまった抜け毛が、ダニや雑菌の温床になる場合もあります。
猫の場合
猫の場合は毛を舐めることで毛を飲み込んで『毛球症』という病気になることがあります。
猫は本来自分でグルーミングをし、いつも毛並みを整えています。
そのグルーミングをする際に自分の毛を飲み込んでしまうことがあります。
この飲み込んでしまった毛・毛玉をうまく吐き戻したり排泄されればいいのですが、胃の中で絡み合い大きな塊になってしまい大きさの程度が大きくなるにつれて吐き戻すことや、腸の方に流れることも困難になりうまく小腸に流れたとしても腸の閉塞を起こしてしまう可能性があります
猫の毛が舞う部屋の掃除方法とコツ
猫の抜け毛の掃除は毎日コツコツするのが最善の方法です。
抜け毛掃除のコツ
- 掃除を始める前に、換気と家具や床上の整理を行います
- 窓を少し開けて、キッチンの換気扇を回すなどして、空気の入れ替えを行い、部屋にニオイがこもらないようにします
- 床や棚上などに出ている猫のおもちゃなどを片付けておくと、はたきや掃除機をスムーズにかけることができ、かけ残しも少なくなります
- 化繊のはたき(柄が長いものが便利)
- 高くて手の届きにくい場所の抜け毛や、ほこりを取るのに便利(角度の変わるタイプなら、さらに使いやすくオススメ)
- 掃除機
- ハケ状のブラシ
- フローリングワイパーとウエットシート
- ゴム手袋かゴムの滑り止め付軍手
化繊のたたき
キャットタワーや家具など高さがある場所を掃除するのに便利です。
また、化繊ため静電気がおきて毛がくっつき飛び散りことを減らすことができます。
掃除機
抜け毛やほこりを吸い取ります。
猫の毛が詰まったり、絡まったりしやすいので、使用後はマメにヘッド部分を掃除すると効率が良くなります。
またサイクロン式の掃除機は、空気の排出口がないので、掃除中に毛が飛び散りにくく掃除機自体のお手入れもしやすいので猫飼いにはオススメです。
ハケ状のブラシ
窓枠や小さな溝などにたまった抜け毛や、ほこりを掻き出すのに便利。
掃除機では入りにくい場所に使うと、効果的です。
フローリングワイパーとウエットシート
最後に使うことで、掃除中に舞い散り床に落ちた毛がとれるので、オススメです。
シートが濡れているので、抜け毛を舞い散らせずに仕上げる事ができます。
ゴム手袋かゴムの滑り止め付軍手
布地のソファや、絨毯、ラグなどに絡んだ毛を取るのに便利です。
手にはめて撫でると、ゴムの摩擦で抜け毛が絡みついてきます楽に毛を集めることができます。
気軽に手に入れやすいので、ぜひ使ってみてくださいにゃん
掃除方法
掃除を行う時は、上から下へ向けて行うと、抜け毛をしっかり取ることができます。
①まずは、柄の長いはたきで、天井に近い照明器具やエアコンの上、キャットウォークなど上の方から床に向けて、抜け毛やほこりを落とす
②布地の家具やソファなどの抜け毛を、ゴム付の軍手などを使い撫でるようにして取る
猫ベッドについている毛も、ゴム付き軍手で撫でると、良く取れて、絨毯やラグの絡んだ毛も取っておき、後で一気に掃除機で吸い取ると効率的
③ハケ状ブラシで障子の枠や、窓枠などから抜け毛やほこりを掻き出します。
④掃除機で床の上に落ちた抜け毛や、ほこりを吸い取っていきます。
⑤最後に床を、ウエットシートのフローリングワイパーなどで仕上げましょう。
掃除をラクにするコツ
掃除は毎日行うに越したことはありません。
特に換毛期は、抜け毛が特に多いので、こまめに掃除をする大切です。
しかし、毎日掃除は大変ですよね。
そこで、掃除をラクにするコツをいくつか紹介したいと思います。
家具や敷物の素材を選ぶ
猫の毛が付きにくい素材を選ぶことで掃除がグンとラクになります
比較的毛が付きにくい素材・・・合皮、皮、シルク、サテン
敷物で毛が付きにくい素材・・・毛足の短いものや、キルティング
また絨毯よりも、ラグなど面積の小さいものを選び、フローリングの面積を増やすと、より掃除しやすくなります。
家具の配置
抜け毛がたまりやすい角をなるべく作らないように家具を配置する。
スキマを掃除機やフローリングワイパーが入りやすいサイズにするなど、掃除をしやすい環境にすることも、効果があります。
配置換えは大変ですが、一度行うと毎日の掃除がラクになるのでオススメです。
空気清浄器を使用する
掃除をラクにするためには、部屋の落ちている抜け毛の量を少なくすることも大切です。
猫の数が多い猫カフェなどでは、空気清浄器を使用している所も多くあります。
毛を吸い取る機能やニオイ対策など機能が様々あり、掃除機で取り切れなかった微細な毛にも対応できるので、特に多頭飼いしているお家にはオススメです。
またブラッシングをした後は、すぐにドライシートでふき取ると毛の飛び散りを防ぎ、毎日の掃除がラクになります。
専用スペースの確保
家の部屋数が多い場合などは、すべての部屋に猫が出入りしてしまうと、毎日の掃除が大変になってしまいます。
そこで、猫専用のスペースを確保し、抜け毛対策する部屋を決めると、掃除がラクになります。
まとめ
この記事では猫の抜け毛掃除にお悩みの方に、毎日できるラクで簡単な掃除方法を解説してきました。
- 化繊のはたき(柄が長いものが便利)
- 高くて手の届きにくい場所の抜け毛や、ほこりを取るのに便利
- 角度の変わるタイプなら、さらに使いやすくオススメ化繊のはたき(柄が長いものが便利) 高くて手の届きにくい場所の抜け毛や、ほこりを取るのに便利 角度の変わるタイプなら、さらに使いやすくオススメです
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- ハケ状のブラシ
フローリングワイパーとウエットシート
- ゴム手袋かゴムの滑り止め付軍手
- 掃除機
- ハケ状のブラシ
- フローリングワイパーとウエットシート
- ゴム手袋かゴムの滑り止め付軍手
上から下へ、掃除するのがコツ
毎日の掃除は大変ですが、ラクにするコツなどもぜひ参考にして、少しでもお掃除を楽しんでもらえればと思います。