
猫を飼っている友人に質問をされました
ただ与える際に注意も必要です。
この記事の目次
猫にパイナップルを与えても大丈夫なの?

子猫のときは、与えるのは控えましょう!
パイナップルを与えるメリット

水分がたくさん含まれている
果汁の場合は小さじ1杯程度
食物繊維が豊富で便秘解消
水分を吸って腸の蠕動(ぜんどう)運動を促し、有害物質を排出する働きを持っています。
栄養成分 | 効果・効能 |
ミネラル | 体の調子を整える、体の組織を構成する、酵素の成分になるなどの大切な働きをしています |
ブロメライン | ・肉のたんぱく質の分解を助けるため消化されやすくなります ・腸内の腐敗物を分解する |
カリウム | 腎臓のナトリウムの吸収を抑えて体内の毒素を排出を促して血圧の正常に保つ |
ビタミンC | ・皮膚や血管の老化を防ぎ免疫力をアップさせる働きがあります ・ストレスを和らげる効果 |
ビタミンB1 | ・疲労回復のビタミンとも呼ばれ、糖質の代謝に欠かせない栄養素 ・疲労回復効果があり |
パイナップルを与えるデメリット
パイナップルはたくさんの栄養素があることがわかった思います。
しかし、デメリットもあります。
特に子猫は注意が必要、パイナップルは与えないほうが無難でしょう
便秘や下痢の原因になる
パイナップルは、上手に摂取をすれば、お腹の調子を整えることができます。
しかし、パイナップルを食べ過ぎてしまうと逆に便秘や下痢の原因に。
パイナップルにはメリットでも紹介したように『不溶性食物繊維』と『水溶性食物繊維』が含まれています。
不溶性食物繊維には、便の量を増し、腸を刺激して排便を促進する効果があります。
しかしもともと便秘がちで腸の活動が低下している猫が不溶性食物繊維をとりすぎると、かさが増した便を排出できず、便秘がひどくなってしまうことがあります。
水溶性食物繊維は糖やコレステロールの吸収を抑える効果や、便を柔らかくする効果が知られています。
しかし、とりすぎてしまうと下痢や軟便の原因になってしまうことがあるんです。
特に子猫は下痢が継続すると,脱水と低体温症を引き起こします。
下痢が継続すると体力を消耗して死亡することもあるため危険です。
子猫を保護すると牛乳を与える人がいますが、下痢になるので絶対にやめてください。
猫用ミルクや、猫用の牛乳を必ずあたえてくださいね。
食べ過ぎると肥満や糖尿病の原因になる。
パイナップルって甘くておいしいですよね。
パイナップルのカロリーは100gあたり54kcal・糖質は12.6gで、一般的にはやや低めと言えます。
バナナのカロリー100gあたり93kcal・糖質が19.4gなので、パイナップルのカロリーは、たしかに低めですが猫は糖分をそれほど必要にしない動物です。
猫に糖質を代謝する機能はなりますが、パイナップルを大量に与えてしまうと糖質の過剰摂取となり猫のからだに負担をかけます。
また肥満や糖尿病なる可能性もあります。
与え方が大切なんです。パイナップルの上手な与え方を解説します!
パイナップルの与え方
猫にパイナップルを与えるときに安心して与えるときにはどのようにすればよいのでしょうか、解説をしていきます。
生パイナップルを与える
生のパイナップルの芯と皮を取り除き細かくカットをして与えてあげてください。
他のフルーツに比べて実が硬く消化しずらいためです。
猫の一口大にカットしたものを2~3個が適量です。
ジュースにする
生のパイナップルをジューサーにかけジュースにして与えてください。
ジュースにすると消化が良くなり水分補給にもなります。
店で販売されているパイナップルジュースは、加工もしなくてよくて簡単に与えることができますが、大量の砂糖が含まれていることが多いです。
糖尿病や肥満のリスクが高くなるため与えるのはやめましょう。
果汁の場合は小さじ1杯程度が適量です。
パイナップルを与えるときの注意点
パイナップルはどのように与えたらよいでしょうか。
①消化できない部分を取り除いて与えましょう
パイナップルの芯はとても固く、猫が食べると消化がうまくできず下痢や嘔吐をおこすことがあります。
また、胃や腸といった消化管の内容物が、何らかの原因で腸に詰まってしまい、肛門まで移動できなくなってしまう腸閉塞になることもあります。
②食物アレルギーに気をつける
パイナップルはアレルギーが出にくい食べ物ですが、やはりアレルギーが出る猫もいます。
食材にアレルギーが出てしまうと、さまざまな症状がでてしまいます。
猫の体質によりアレルギーがでることがあるので初めて与えるときには、少量ずつ時間をかけて異常がないか慎重に関節しましょう。
与えてもいい果物
パイナップルは甘みと酸味を伴う果物なので、苦手な猫もいます。
しかし、パイナップル以外にも猫が食べられる果物もあります。
栄養素 | 効能 | |
りんご(果肉や皮) | ビタミンC、食物繊維、カルシウム、リン | 便秘解消や尿石症の予防効果 |
梨(種や皮は取り除く) | 食物繊維 | 便秘解消効果 |
バナナの実 | 食物繊維 | 便秘解消効果、胃腸 |
すいか(種や皮は取り除く) | ビタミンやミネラルが豊富、水分量 | 食欲がない猫にダイエットに |
桃(種や茎、皮は取り除く) | ビタミンE、ビタミンC、カリウム、カテキン | 便秘や体の成長を補助 |
まとめ
猫がパイナップルをあげても大丈夫な理由と正しい与え方について解説をしてきました。
猫はパイナップルは与えても大丈夫です。
しかし、子猫与えると下痢になると、最悪命の危険に陥ることもあるので要注意です。
パイナップルには食物繊維が多く含まれていて猫の便秘解消に、また水分が多く含まれているので水分補給にも活躍します。
ただ生のパイナップルの実を与えてくださいね。
上手にパイナップルを与えて猫の健康に役立てましょう。