
食べてもいいかにゃん
この記事の目次
猫に口にしたら危ない食べ物
猫に食べさせたら危ない食べ物は本当にたくさんあります。
猫が欲しがる素振りをみせても絶対に与えないでください。
- ネギ類・玉ねぎ・ニンニク・ニラ
- 生肉
- 生卵の白身
- チョコレート・カフェイン入りの飲み物
- アルコール飲料・生のパン生地
- 牛乳・乳製品
- ブドウとレーズン
- ドックフード
ネギ類・玉ねぎ・ニンニク・ニラ
ネギ類・玉ねぎ・ニンニク・ニラには硫酸化合物が含まれていてその成分がもとで猫の赤血球が破壊され、貧血を起こします。
硫酸化合物は加熱調理しても破壊されず、一緒に調理したものは危険な食材を取り除いても中毒を起こします。
特にニンニクは玉ねぎの5倍の毒性があり少量でも中毒を起こすことがあります。
オニオンスープの素やガーリックパウダーなど凝縮されているものでも同様のリスクがあります。
- 衰弱する
- 食欲がなくなる
- 歯茎が白色に近い色になる(貧血)
- オレンジ色や赤い色の尿が出る
- よだれ
- 嘔吐
- 下痢
- 心拍数と呼吸数の上昇
症状がでるまでに食べてから2~4日かかります。
もしこのような症状がでたら、かかりつけの獣医さんにすぐに診てもらいましょう。
少し食べたからすぐに貧血になるという訳ではないですが、日頃から食べさせないように気をつける必要があるかもしれません。
生肉
生卵や生肉は、サルモネラ菌や大腸菌に感染するリスクがあります。。
感染するとひどい下痢や嘔吐、食中毒をおこしたり体内で菌が毒素を作り臓器不全をおこします。
特に鶏肉は注意が必要です。
サルモネラ菌が他の生肉よりも多く含まれています。
他にも鶏の生肉にはトキソプラズマという寄生虫も潜んでいる可能性があります。
感染した場合にはひどい嘔吐や下痢、血便、呼吸困難、意識障害へと発展することがあり危険です。
鶏肉、猫の必要な栄養素が含まれているので与えてもいいですが、必ず加熱をして与えましょう。
他の肉も同様に加熱してください。
生卵の白身
生卵には生肉と同様にサルモネラ菌や大腸菌に感染するリスクがあります。
また白身の部分に含まれている「アビジン」という酵素が猫の体に与える悪影響を与えると言われています。
卵の中に含まれている栄養素の一つに「ビオチン」というものがあります。
この「ビオチン」は体内でエネルギーを作り出す、皮膚や粘膜の保護や維持、爪や髪の毛を健康に保つ栄養素です。
しかし生卵の白身の中に入っている「アビジン」という酵素が「ビオチン」の働きを邪魔をします。
生で食べさせるのはやめましょう。
生卵の白身も加熱をすれば問題ありません。
チョコレートとカフェイン入りの飲み物
動物を飼っている方ならチョコレートは、犬にとって命の危険がある食べ物と聞いた事があるかもしれません。
チョコレートには「テオブロミン」と呼ばれる成分が含まれている事から、嘔吐、下痢、発作などを起こしてしまいます。
カフェインも「テオブロミン」と似たような物質のため、避けるようにしましょう。
チョコレートにも種類がありますが、ミルクチョコレートやホワイトチョコレートよりもダークチョコレートの方が危険です。
もし、猫がこういった食べ物を口にしてしまった場合は、すぐにかかりつけの獣医さんに診てもらいましょう。
アルコール飲料とパン
猫がアルコール飲料を誤って飲んでしまうと筋肉運動を減少させ、呼吸が困難になり、昏睡状態に陥ったり最悪の場合は死に至ります。
少ない量であっても、すぐにかかりつけの獣医さんに診てもらうようにしましょう。
パンを食べるとガスが溜まって便秘になったり消化ができず下痢になったりします。
パンは水を飲むと膨らむ性質をもっているため、たくさん与えると胃の中でパンが膨張し吐き気をもよおすことがあります。
牛乳と乳製品
猫に牛乳というイメージは強いと思います。
私も自分が子供のころは猫に人間用の牛乳を与えていました。
猫もおいしそうに飲んでいるので問題ないと思ってしまうかもしれませんが、あまりおすすめできません。
何故かというと牛乳には、乳糖が含まれておりそれを消化するのが猫は得意ではありません。
そのため下痢を起こしてしまったり、おなかの調子が悪くなってしまう可能性が高いからです。
特に子猫には絶対に飲ませないでください。命にかかわります。
飼っている猫は、こういった症状が出てないから大丈夫と思う事があるかもしれませんが、いつ消化関係のトラブルが起こるか分からなので避けましょう。
猫専用の牛乳が売っていますので、それを飲ませてあげてくださいね。
ブドウとレーズン
少ない量を食べただけでも猫が病気になってしまう可能性が高いです。
腎機能障害になる事が多く、食べてから12時間以内に嘔吐をしたり、24時間以内に下痢、食欲の低下、腹痛、排尿の減少といった事が起こる事があります。
何故、ブドウやレーズンを食べてこういった症状が起こるのか分かっていませんが、避けるようにしましょう。
ドックフード
基本的に犬の場合は、ビタミンAやたんぱく質が少なくても生きていけますが、猫の場合は、生きていく事ができません。
さらにタウリンやアラキドン酸を体内に取り入れなければならない事から、ドックフードは避けた方が良いです。
ちなみに猫はタウリンが不足してしまうと心疾患や歯のトラブルが起きてしまう可能性が高いです。
誤って食べさせないようにするコツ
届かない場所に置く
猫が届かない場所に置くと良いです。
好奇心旺盛な子猫がいる場合は、扉を開けてしまうかもしれないので棚の扉にロックをかけておく事をおすすめします。
食べ残しをあげない
可愛い猫におねだりされたら、与えてしまいたくなる気持ちも分かりますが、食べてはいけないものかもしれませんので、あげないようにしましょう。
人が食べるものは、基本与えないようにしてください。
テーブルやキッチンの上に乗らないようにする
猫が誤って食べたりしないように食事中のテーブルや調理中のキッチンに猫が登らないようにしましょう。
人のご飯やごはんの準備の時は、部屋をわけるか、ケージを用意してあげると安心です。
特にイベントの時は特は注意。
クリスマスやお正月などイベントの時には、普段食べないような食べ物がたくさん食卓あります。
猫も人間の食べているものにいつも以上に興味がわきますので、誤って食べたりしないように注意が必要です。
まとめ
今回は、猫の食べてはいけない食べ物についてお話ししました。
- 玉ねぎ・ニンニク
- 生肉
- 生卵
- チョコレート・カフェイン入りの飲み物
- アルコール飲料・パン
- 牛乳や乳製品
- ブドウ・レーズン
- ドックフード
猫の健康は、どういった食べ物を食べているかによって状況が変わっていきます。
人間と同じくバランスの良い食事をさせてあげる事で一日でも長く猫と過ごす事ができますので、猫の食事に関する事はしっかりと知っておきましょう。