
飼い猫マイクロチップ義務化の概要
2022年の6月1日から犬や猫が迷子になったり、捨てられたときに、飼い主さんが分るようマイクロチップの装着が義務化されます。
ペットの犬や猫にマイクロチップ装着義務化へ 概要が明らかに #nhk_news https://t.co/mvKlVKP3d0
— NHKニュース (@nhk_news) December 3, 2021
繁殖業者やブリーダー、ペットショップなどの業者は、販売する際にマイクロチップの義務が必須になります。
下記の内容を国のデーターベースに登録します。
- 猫の名前
- 性別
- 品種
- 毛の色
- 業者名

- 飼い主の氏名
- 住所
- 電話番号
義務化については、繁殖業者やブリーダー、ペットショップなどの業者から購入した飼い主さんのみ、適用。
購入してから30日以内に登録が必要になります。
すでに飼っている猫、保護猫は努力義務
すでに飼っている猫、譲渡されて家族になった猫、保護猫のマイクロチップ装着は努力義務とされています。
しかし現在、保護猫団体もマイクロチップを装着してから譲渡することが増えてきました。
保護をして大切に育ててきた猫が、迷子や震災なので飼い主さんと離れ離れになることを防ぐためです。
特に、猫の首輪はセーフティーバックルといって、強い力だ加わると外れるものがほとんど。
猫の安全のためについている機能ですが、外で彷徨っている間にひっかけて外れてしまうことがあります。
またご飯が食べられないと、猫が痩せてしまし首輪が抜けてしまうことも・・・
マイクロチップは外れる心配がないため安心です。

義務化になった経緯
どうして義務化になったのでしょうか。
これは阪神淡路大震災の時に、たくさんの犬や猫が飼い主さんのもとに帰れなかったことを教訓に義務化の話が浮上しました。
またその後に起きた東日本大震災のときには、マイクロチップが入っていた猫は、ほとんど飼い主さんに再会することができ、付けていない猫は、ほぼ再会できることはできなかったという事例もあります。
他にも、捨て猫、飼育放棄、迷子などで彷徨っている猫が愛護センターや保健所にに持ち込まれたときに飼い主を探して帰ためでもあります。
またマイクロチップを装着することによって、飼い主さんがいる猫と間違って殺処分することもなくなります。
マイクロチップとは
マイクロチップとは、動物の皮膚の下に埋め込む円筒形のもので、外側に生体適用ガラスを使用したアンテナとICを内蔵している電子標識機器のことを言います。
大きさは直径2mm、長さ12mmでしたが、最近は直径1,2mm長さ8mmと小さめになってきました。
それぞれのチップには世界で唯一の15桁の表示が登録されています。
装着は動物病院で行われ、皮下部分首の後ろ側で真ん中よりやや左側に注射器で埋め込まれます。
金額は一般的には数千円~1万円程度です。
また、情報の登録に別途1,000円の費用がかかります。
安全性は?
マイクロチップに装着した動物で、副作用・ショック症状が出たという報告はありません。
また生体適用ガラスを使っているため、発がん性の心配もなく、割れたという事例もありません。


まとめ

繁殖業者やブリーダー、ペットショップから購入した飼い主も30日以内に情報を登録
現在飼っている猫や保護猫、もらい受けた猫は努力義務